コロナ禍もあり、「リーグワン」1年目の盛り上がりは今ひとつというのが現状です。その発足に向け、中心的な役割を果たしてきた谷口真由美氏が著した『おっさんの掟』では、「リーグワン」開幕に至るまでの”失敗”が描かれています。新リーグ立ち上げを主導していた清宮克幸氏の撤退、謎のチーム入れ替えなどに触れながら、本書の内容をまとめていきます。 谷口氏が日本ラグビー協会にやってきた背景 著者の谷口氏は国際人権法・ジェンダー法などを専門とする、バリバリの法学者です。女性でラグビー競技経験もなし。そんな彼女がなぜラグビー新 ...