これまでラグビー日本代表は1987年の第1回大会から2023年のフランス大会まで、ワールドカップ10大会すべてに出場している。あらためてその戦績を振り返る。
日本代表 W杯での通算勝率は?
ラグビー日本代表は過去37試合戦って、10勝25敗2分、勝率は27%。
(※参考 サッカー日本代表は28%)
日本代表 W杯過去大会成績
第1回大会(1987年) 0勝3敗
1987年の第1回大会は、ニュージーランドとオーストラリアの共催で行われた。
日本は初戦のアメリカに18-21と迫るも、イングランドに7-60、オーストラリアに23-42。3戦全敗で予選プール敗退。
第2回大会(1991年) 1勝2敗
1991年の第2回大会は、イングランド・フランス・ウェールズ・スコットランド・アイルランド各地で行われた。
日本は開催国でもあるスコットランドとアイルランドに9-47、16-32と連敗。しかし最終戦、ジンバブエに52-8で大量得点でワールドカップ初勝利をあげた。1勝2敗で予選プール敗退。
第3回大会(1995年) 0勝3敗
1995年の第3回大会は、南アフリカで開催された。
日本はウェールズに10-57、アイルランドに28-50と苦しい戦い。そして最終戦、ニュージーランドに17-145という、大会歴代最多失点という記録的なスコアでやぶれてしまいます。3戦全敗で予選プール敗退。
第4回大会(1999年) 0勝3敗
1999年の第4回大会は、ウェールズを中心に開催された。この大会から参加チームが16→20チームに増加。
日本はサモアに9-43、ウェールズに15-64、アルゼンチンに12-33と一試合も見せ場をつくれず。3戦全敗で予選プール敗退。
第5回大会(2003年) 0勝4敗
2003年の第5回大会は、オーストラリアで開催された。
この大会から予選プールでの試合数が3→4に。日本はスコットランドに11-32、フランスに29-51と強豪相手に喰らいつくものの開幕2連敗。続くフィジーに13-41、アメリカにも26-39と、同格と見られていた相手にも白星をあげられず。4戦全敗で予選プール敗退。
第6回大会(2007年) 0勝3敗1分
2007年の第6回大会は、フランスを中心に開催された。
日本はこの大会から初の外国人HC(ジョン・カーワン)で臨み、主力を確実に勝てる相手に温存する"2チーム制"をとるなど必勝を期した。
初戦のオーストラリアはベスト布陣ではなく3-91という大敗。続くフィジーに31-35にはあと一歩の戦いを見る。しかし、ウェールズには18-72と大量失点。そして第4戦でカナダにラストプレーで追いつき、大西将太郎が難しい角度からゴールを決め、12-12と引き分けをもぎとります。W杯連敗を13で止めたものの予選プール敗退。
第7回大会(2011年) 0勝3敗1分
2011年の第7回大会は、ニュージーランドで開催された。
日本はフランスに21-47、ニュージーランドに7-83と開幕から苦しい戦い。同格と見られていたトンガにも18-31。そして第4戦で前回大会と同じくカナダに、リードするも最後に追いつかれ23-23と引き分けに。0勝3敗1分で予選プール敗退。
第8回大会(2015年) 3勝1敗
2015年の第8回大会は、イングランドで開催された。
この大会は名将エディー・ジョーンズが指揮。
過去18試合勝ち星がなかった日本は初戦で南アフリカを34-32でやぶる大番狂わせを演じた。
しかし、第2戦のスコットランドは一転10-45と大敗となってしまう。続くサモアに26-5、アメリカに28-18と勝ち切った。
予選プールで南アフリカ・スコットランド・日本と3チームが3勝1敗で並んだが日本はボーナスポイントの差で3位に。予選プール敗退。
第9回大会(2019年) 4勝1敗
2019年の第9回大会は、待望の日本開催。初めてアジア圏でW杯が開催された大会でもあった。
この大会はジェイミー・ジョセフが指揮。
初戦のロシアを30-10。そして第2戦でアイルランドを19-12でねじ伏せると、第3戦のサモアも38-19、そして第4戦で因縁の相手スコットランドも28-21で撃破。
4戦全勝で悲願の決勝トーナメント進出を決める。決勝トーナメントではこの大会優勝国となった南アフリカに3-26とノートライの完敗。4勝1敗で大会を終えた。
第10回大会(2023年) 2勝2敗
2023年の第10回大会は、フランスでの開催。
前回大会に引き続き、ジェイミー・ジェセフが日本を率いた。
初戦でチリに42-14で快勝。第2戦はイングランドに12-34で完敗した。第3戦はサモアに28-22で勝利。勝った方が決勝トーナメント進出となる第4戦ではアルゼンチンに27-39で惜敗。予選プール敗退で終わった。