リーグワン2024-25台風の目となっている静岡ブルーレヴズ。昨シーズンは12チーム中8位に沈んだが、今季すでに9勝をあげ4位、3連勝中で第13節の東京サントリーサンゴリアス戦に臨んだ。
前半18分にLOジャスティン・サングスターが密集からねじ込み先制トライ。その後も個々の推進力で上回り、青いジャージーが爆走するシーンが目立った。サンゴリアスもWTBチェスリン・コルビのインターセプトとペナルティゴールでジリジリと追い上げ、7-10で前半終了。
後半は、スクラムでの反則奪取→モールという得意の形で、一時逆転に成功。しかし、その後チームの大黒柱であるLO大戸裕矢が危険なヘッドコンタクトの反則で一時退場。ここがブレーキになってしまった。14人の状況の中、この日たびたび鋭いランを見せていたCTBイザヤ・プニヴァイにラインブレイクを許し、PR小林賢太がトライ、ふたたび追いかける展開に。その後さらに1トライを許した。
ブルーレヴズは後半33分、ペナルティゴールを決め、5点差とする。そこから猛攻をしかけるが、雨でグラウンドコンディションが悪く、なかなか大胆なアタックができない。逆に、強度を上げたサンゴリアスディフェンスに阻まれた。ロスタイム、18フェーズに及ぶ連続攻撃は、「この試合でフォーカスしていた」(サンゴリアス小野HC)というブレイクダウンで相手に絡まれターンオーバー。17-22で試合終了となった。
ブルーレヴズは藤井雄一郎監督が「そろそろ違うレフリーでやりたい」と試合後にチクリとさしていたが、微妙な判定がなければ…というゲーム内容だった。ブルーレヴズは前半にもFLクワッガ・スミスのトライが「ノックフォワード」で取り消し、後半の大戸のヘッドコンタクトは、PR小林の方から頭にぶつかっているように見えた。

サンゴリアスサイドは決して良い試合内容とはいえなかった。ラインアウトでプレッシャーを与え、ディフェンスでも辛抱強く我慢、試合後、堀越康介キャプテンは「汚い(泥臭い)ラグビーだったかもしれないが、でもこれが僕らのDNA、らしさを出せた」と胸を張っていた。

取材・文:竹林徹(リードラグビー)