南半球と北半球の強豪が激突する7月のサマーネーションズシリーズ。ニュージーランド代表対フランス代表の3戦シリーズが終了。主力を温存した”若手フランス”を相手に、オールブラックスが3戦全勝で圧倒的な強さを見せつけた。
歴史的500勝目から始まった完全勝利
第1戦(7月5日・ダニーデン)○ニュージーランド 31-27 フランス
フランスが10点先制も、ウィル・ジョーダンが2トライを決める活躍で競り勝った。これでオールブラックス史上500勝目に到達。
第2戦(7月12日・ウェリントン)○ニュージーランド 43-17 フランス
前半の流れるような攻撃でフランスを圧倒し、リーコ・イオアネなど6トライの猛攻で早々にシリーズ勝利を決めた。
第3戦(7月19日・ハミルトン)○ニュージーランド 29-19 フランス
フランスがしぶとくペナルティゴール・ドロップゴールで食らいつき、オールブラックスを苦しめた。前半終了間際までフランスが9点リード。しかし、後半ダミアン・マッケンジー、ジョーディー・バレットとベテランBKがトライを呼び込み、振り切った。
2027年W杯見据えた“若手フランス”が挑戦
今回のフランスは明らかにベストメンバーではなく、ファビアン・ガルティエHCが2027年ワールドカップを見据えた若手育成を重視。トップ14決勝直後の遠征で主力を温存し、スター選手のアントワーヌ・デュポンも怪我で離脱していた。
それでも第1戦では8人がテストマッチデビューを果たしながら4点差まで迫る健闘を見せ、最終戦でも後半に一時リードを奪うなど、次世代の成長を印象づけた。ニュージーランドは昨年11月のリベンジ完遂。世界ランキングは2位のまま、ポイントを92点台まで上げ、1位の南アフリカにじわり近づいた。
文:リードラグビー編集部