日本代表の新主将ワーナー・ディアンズがラグビーの本場で頂点に立った。6月20日、NZウェリントンで行われたスーパーラグビー・パシフィック決勝。所属するハリケーンズはチーフスを60-5で粉砕し、10年ぶり2度目の優勝を飾った。1シーズン限定の武者修行で南半球最高峰に飛び込んだ24歳が、いきなり王者となった。
スーパーラグビーを制した日本代表選手は、2015年にハイランダーズで頂点に立った田中史朗以来、わずか2人目だ。しかも田中は当時、決勝のメンバーには入ったが出場はしていない。一方のディアンズは背番号5の先発ロックとして躍動。前人未到の地に立った。
決勝では第2列でラインアウトを再三かき乱し、3つのターンオーバーを奪取。現地メディアは「2026年シーズンでおそらく最高のロックだった」と最大級の賛辞を贈った。
ディアンズは開幕戦から先発に名を連ね、計15試合に出場。「今季No.1の補強」「ワールドクラスのロック」と評され続けた。
ハリケーンズのレイドローHCは「彼はとんでもないアスリートだ」と絶賛。元オールブラックスのベン・スミス氏も「ディアンズを(ABの南ア遠征に)連れてこれないのが残念だ、世界一のロックだよ」というコメントをXに残した。
ディアンズは2002年生まれ、ウェリントン育ちの2mを超える大型ロック。14歳で来日し、東芝ブレイブルーパス東京でリーグワン連覇に貢献してきた。今回はブレイブルーパスからの1年限定のレンタルで、2026-27シーズンには復帰する見込み。
本場で頂点を知った24歳を待つのは、新設の国際大会・ネーションズチャンピオンシップ2026だ。桜のジャージーで日本ラグビーをどこまで押し上げるのか。ディアンズの夏は、これからが本番だ。
文:リードラグビー編集部
