マッチレポート 日本代表

ラグビー日本代表、オーストラリアに32-35で最接近!海外紙「“大阪のサウナ”を生き延びる」SO伊藤は「スーパースター」

ラグビー日本代表、オーストラリアに32-35で最接近!海外紙「“大阪のサウナ”を生き延びる」SO伊藤は「スーパースター」

伊藤龍之介 写真:©JRFU

8月8日、東大阪市花園ラグビー場で行われた「リポビタンDチャレンジカップ2026」で、日本代表(世界ランキング10位)がオーストラリア代表(同8位)に32-35で敗れた。

対戦成績は8戦全敗。ただし3点差は、両国が初めて対戦した1975年以来、日本にとって史上最小の点差だった。これまでの最小は昨年10月の4点差(15-19)。1年足らずで記録を更新したことになる。

前半12分、SO伊藤龍之介のトライで先制。すぐに追いつかれ7-14とリードを許したが、32分にオーストラリアのLOマイルズ・アマトセロが主将ワーナー・ディアンズへの危険なタックルでレッドカード退場。数的優位を得た日本はNO8マキシ・ファウルアが押し込み、14-14で折り返した。

ところが後半は立ち上がりに失点。WTB植田和磨のトライで19-21と食らいついたが、そこから14人のオーストラリアにトライを許して19-28と点差を広げられる。それでも日本は、ペナルティゴール2本で25-28と再び点差を近づける。そこからオーストラリアが1トライを返し、25-35で最終盤へ。75分、日本はスクラムで相手の反則を誘って反撃。連続攻撃からディアンズがねじ込み32-35と金星のチャンスをつかむ。

しかし、ラストアタックではFWリーチマイケルがタックルで狙われ落球。ターンオーバーされ、ホーンを聞いた。

エディー・ジョーンズHCは「ファンダメンタルな、基礎的なスキルに尽きる」と敗因を語った。

豪紙、海外メディアの反応は

オーストラリアサイドの反応は。この試合はレス・キス新HCの初陣でもあり、現地の論調は勝利の高揚より安堵に寄っていた。豪AAP通信は「ワラビーズ、レッドカードも“大阪のサウナ”を生き延びる」との見出しで、「説得力を欠いたが、勝つだけのことはした」と評した。

ラグビー専門サイト「プラネットラグビー」はさらに手厳しく、「ワラビーズは日本の土俵に乗ってしまった」「多くが期待したほど説得力のある勝ち方ではなかった」と指摘。一方で日本については、4キャップ目の伊藤の「見事なトライ」を挙げ、「日本のワールドカップ構想の中心に据えるべきスーパースター」と評価した。スクラムで圧倒したPR竹内柊平にも言及している。

日本の世界ランキングは2つ下げて12位となり、トップ10から陥落した。

ワラビーズとは2連戦。第2戦は8月15日、オーストラリア・タウンズビルのノースクイーンズランド・スタジアム。日本がオーストラリアの地でワラビーズと対戦するのは、1987年の第1回ワールドカップ以来となる。

文:リードラグビー編集部

  • この記事を書いた人
リードラグビー編集部

リードラグビー編集部

世界8強が見えてきた日本代表。そして各国のトップ選手が集まるリーグワン。今、日本ラグビーの“新時代”が始まろうとしています。そんな新時代を読み【READ】、読者を観戦に導く【LEAD】メディア。注目選手や試合レポートのほか、連載やインタビューも続々公開予定です。

オススメ記事

1

5季目が終わったリーグワン。来季から始まる新選手規定もあり、外国人選手の流出が増えそうだ。退団選手を総まとめ!DIVISION1~3全チームの情報を随時更新する。 ※2026年4月1日以降に正式リリー ...

2

フリーアナウンサーとして活動しながら、「ラグビーカフェ」のインタビュアー兼編集記者として、リーグワンを精力取材。有働文子さんが見つめる“イケメン選手”とは?をテーマに寄稿いただいた。 NTTジャパンラ ...

3

冬の花園、過去5大会で3度の全国優勝。高校ラグビー界で"東のヨコヅナ"という異名を持つ東日本屈指の強豪校、桐蔭学園の勢いが止まらない。「名将論。」第2回のゲストは、コーチ時代も含め約30年に渡って同校 ...

-マッチレポート, 日本代表