6月6日、秩父宮ラグビー場でラグビーリーグワン・プレーオフトーナメントの3位決定戦が行われ、レギュラーシーズン2位の埼玉パナソニックワイルドナイツが、同4位の東京サントリーサンゴリアスとのクロスゲームを26対19で制した。
両チームともハンドリングエラーが多かった前半。スコアが動いたのは、サンゴリアスFB松島幸太朗がインターセプトから奪った1トライのみ。
後半、ワイルドナイツが反撃した。開始1分にSH小山大輝がトライを返すと、4分にはサンゴリアスのSOケイレブ・トラスクがハイタックルでイエローカードを受け一時退場。数的優位に立ったワイルドナイツはHO島根一磨、SO楢本幹志朗が続けてトライを奪い、10分の間に3トライをたたみかけて逆転、19-7とリードを広げた。3本目を挙げた楢本はこの試合がリーグワン初出場で、コンバージョンキックも任された。さらに16分には、この日のプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれたWTBモーリス・マークスもトライを加えて突き放した。
サンゴリアスも後半WTB尾崎泰雅が2トライを返し、7点差まで縮める。試合終盤、怒涛のピックアンドゴーでトライラインに迫ったが、あと一歩及ばなかった。
名物プロップ・垣永真之介ラストマッチ

サンゴリアスのPR垣永真之介がラストマッチ。スクラム時の雄叫びがトレードマークの“絶叫系”。この日も試合前から「スクラム押したるわ!」と相手HO坂手淳史に叫んでいたという。
垣永の引退を、長くフロントローを形成したHO堀越康介も惜しんでいた。
「二人で励まし合いながらやってきた戦友であり、尊敬できる選手。引退するのは寂しい。カッキーさん(垣永)のリーダーシップは唯一無二でFWをコネクトできる。とくに具体的なことを言っているわけじゃないんですけど、“いくぞオマエラっ!”って感じで。声出しはTK(竹内柊平)に任せます。今日はスクラムが押された場面もありましたが、久々の試合でカッキーさんがバテていたのかもしれません」
22歳・楢本幹志朗が初キャップ&初トライ

東福岡高校、筑波大学で活躍し、今季からチームに加入したSO楢本幹志朗が初キャップ&初トライ!「心の底から嬉しい」と率直に喜びを表現した。いつチャンスが来てもいいように準備を進めてきたことが、この日の活躍に結実した。DFの部分ではリーグワンの壁を感じたようだが、成長を誓っていた。
プレーオフ決勝は7日、MUFGスタジアム(国立競技場)でレギュラーシーズン1位の神戸と同3位の東京ベイが対戦する。昨年12月に開幕した今季の優勝チームがいよいよ決まる。
取材・文:リードラグビー編集部
