日本ラグビーの最高峰に選手を多く送り込む名門大学はどこか。リーグワン在籍選手の出身大学を高校に続いてリサーチした。際立つ帝京大学の強さ、そして関西勢では天理・京都産業が存在感を示した。
※対象チームはDIVISION1全12チーム
※2025年末時点でリーグ公式HPに登録されていた選手が対象
1位帝京は68人を送り込みダントツ
1位は帝京大学で68人。2位を14人引き離すダントツの数字だ。大学選手権13回優勝を誇る王者の実力がそのままリーグワンに反映されている。DIV1でキャプテンを務めるOBは埼玉パナソニックワイルドナイツの坂手淳史、トヨタヴェルブリッツの姫野和樹、三菱重工相模原ダイナボアーズの吉田杏と3人。個の力もさることながら、リーダーシップを発揮できる選手も多い。
2位は明治大学で54人。伝統的に高校日本代表クラスのポテンシャルを持つ選手が集まる大学で、リーグワン各チームにまんべんなく明治出身者が在籍している。横浜キヤノンイーグルスの石田吉平、クボタスピアーズ船橋・東京ベイの廣瀬雄也は2025年に日本代表入りを果たすなど、若手の台頭も目立つ。直近の大学選手権でも優勝、メイジ勢がリーグワンでこれからさらに暴れそうな予感。
3位は東海大学で36人。高校ランキング1位の東海大仰星からあがってくる選手が多い(36人中16人)。元日本代表のリーチ マイケルが代表格。
早稲田が4位、関西勢は天理・京産大が健闘
4位は早稲田大学で34人。埼玉パナソニックワイルドナイツの長田智希などバックスにタレントが揃う。
5位は天理大学で23人。関西勢トップ。日本航空石川から進学するトンガ人留学生の活躍が目立ち、クボタスピアーズ船橋・東京ベイのファウルア・マキシが代表格。クボタスピアーズ船橋・東京ベイの立川理道、東芝ブレイブルーパス東京の松永拓朗と日本代表クラスの名SOも輩出。
同率6位は筑波大学と京都産業大学で20人。筑波は国立大学でトップ。埼玉パナソニックワイルドナイツの山沢拓也が代表格だ。京都産業大学はコベルコ神戸スティーラーズに多く選手を送り込んでおり、40歳超の山下裕史などベテランも健在。
同志社・大東文化が同率8位
同率8位は同志社大学と大東文化大学で19人。同志社はクボタスピアーズ船橋・東京ベイに6人が在籍するなど特定チームとの結びつきが強い。大東文化はリコーブラックラムズ東京にファカタヴァ兄弟をはじめ多くの選手を輩出している。
同率10位は立命館大学と流通経済大学で14人。立命館は2022-23シーズンにルーキーながら16トライを挙げベストフィフティーンに選出されたクボタスピアーズ船橋・東京ベイの木田晴斗が代表格。流通経済大学は海外出身選手の経由地としても知られる。

※参考 12位〜30位
12位以下は、日本(12位・12人)、慶應義塾、近畿(13位・11人)、摂南、専修(15位・9人)、法政、日本体育、拓殖(17位・8人)、関西学院、オタゴ、東洋(20位・6人)、関西、花園、山梨学院(23位・5人)、プレトリア、福岡工業、九州共立、リンカーン、カンタベリー(26位・4人)と続く。
オタゴ、プレトリア、リンカーン、カンタベリーなど海外大学出身者もランクインしており、リーグワンの国際化が進んでいることがうかがえる。
高校は「西高東低」、大学は「東高西低」
高校ランキングでは近畿勢が圧倒的だったが、大学ではTOP10中6校を関東勢が占める「東高西低」の構図となった。ただしその中で天理(5位)、京都産業(6位)、同志社(8位)、立命館(10位)と関西4大学がTOP10入りしており、西の意地を見せた形だ。帝京の強さは相変わらずで、大学選手権での連覇が続く限り、この差は縮まりそうにない。
