混戦模様のリーグワン2024-25、三重交通Gスポーツの杜鈴鹿で下剋上が起きた。2月23日(日)に行われた第9節で、昨レギュラーシーズンで1勝しかできず入れ替え戦に回った三重ホンダヒートが昨シーズン4強の横浜キヤノンイーグルスを20-17で下した。ヒートは今シーズン4勝目。
試合開始3分、イーグルスのLOコルマック・ダリーのトライで先制を許したヒート。前半はイーグルスの攻撃の前に苦しみ、6-12と6点ビハインドで折り返した。
しかし、後半に入ってから持ち前の粘り強さを発揮。後半23分、連続攻撃から途中出場の竹中太一が貴重なトライを奪取。SO中尾隼太のコンバージョンキックも決まり、13-12と逆転に成功した。
その後、26分にはWTBテビタ・リーのトライで加点し、20-12とリードを広げる。終盤に1トライを奪われ、3点差まで迫られるも、終盤の猛攻を堅守で跳ね返し、ホームでの連勝を飾った。
ヒートは今シーズン開幕に当たり、大量20選手以上を補強。この日、正確なキックを見せた中尾もその一人だ。確実に選手層が厚くなってきている。
文:リードラグビー編集部