日本ラグビーの最高峰に選手を多く送り込む名門校はどこなのか?リーグワン在籍選手の出身校大学を高校に続いてリサーチ。際立つ帝京大学の強さ。
※対象チームはDIVISON1~3全チーム
※2月17日時点でリーグ公式HP に登録されていた選手が対象
1位帝京は100人超を送り込む
ランキング結果は以上の通り。
1位は帝京大学で119人。2位を30人近く引き離す大差に。帝京は2009年~2017年で9連覇という金字塔を打ち立てましたが、そのメンバーが中心です。
2位は明治大学で91人。伝統的に高校日本代表クラスの高いポテンシャルを持つ選手が集まる大学で、リーグワン各チームにまんべんなく明治出身者が在籍しています。出身高校を見ると、報徳学園-明治大ラインが多く8人います。
3位は東海大学で73人。高校ランキング1位の東海大仰星からあがってくる選手が多く、73人中19人が仰星出身です。また伝統的にFWに強みを持つチーム。日本代表のリーチマイケル(札幌山の手高校)やデビタ・タタフ(目黒学院)などがチームカラーが現れている選手と言えます。
天理は高校に続いて5位以内に
4位は天理大学で52人。関西勢でトップ。高校ランキングで5位に入った天理高校出身者に加え、日本航空石川から来るトンガ出身選手が多くリーグワンで活躍しています。花園近鉄ライナーズに所属するシオサイア・フィフィタなどが代表格。
同率5位のひとつが早稲田大学で45人。ポジション・出身高校でみると桐蔭学園-早稲田のスクラムハーフの選手が4人と目立ちます。代表格は東京サントリーサンゴリアス所属で日本代表の齋藤直人。
同率5位のもうひとつが筑波大学で45人。国立大学でトップ。九州電力キューデンヴォルテクスに所属する選手が多くなっています。
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大東文化も法政を抜きトップ10入り
7位は同志社大学で38人。クボタスピアーズ船橋・東京ベイ所属の選手が7人と多くなっています。
8位は立命館大学で36人。代表格がクボタスピアーズ船橋・東京ベイのトライゲッターとして今季ブレイク中の木田晴斗。
9位は流通経済大学で34人。海外出身選手が多く、代表格は横浜キヤノンイーグルスのイノケブルア。
10位は大東文化大学で31人。昨年調査時にはトップ10に入っていませんでしたが数字を伸ばしランクイン。ブラックラムズ東京の南昂伸、ブレイブルーパス東京の小山大輝などスクラムハーフに好選手。
ちなみに11位は法政大学で28人。1シーズン目の調査では大東文化より上でしたが抜かれてしまいました。
今回のランキング、まず帝京の強さが圧倒的でした。また今年の大学選手権決勝でも早稲田を73-20と記録的なスコアで圧勝し、優勝しています。中心選手に下級生も多く、彼らが順当にリーグワンに進めば、来年・再来年とさらに帝京出身者は増えていくでしょう。
2位の明治も固そうです。今年高校ラグビー2冠を達成した報徳学園の主力が多数進学するようで、変わらず人材が豊富です。
地域別に見ると高校ランキングは近畿勢はじめ西日本の学校が強い"西高東低"でしたが、大学ではトップ10中7校が関東県と"東高西低"と真逆の構図になっていました。ただその中で天理大学は高校に続いて5位以内に入るなど存在感を放っていました。
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