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日本代表、ウェールズに奇跡の逆転勝利!紙森→バイレア、若き“スピアーズ”コンビが勝ち越し呼び込み 相手は18連敗に

日本代表、ウェールズに奇跡の逆転勝利!紙森→バイレア、若き“スピアーズ”コンビが勝ち越し呼び込み 相手は18連敗に

▲逆転弾のハラトア・ヴァイレア

7月5日、ラグビー日本代表ウェールズとのテストマッチ2連戦の第1戦が北九州のミクニスタジアムで行われた。

エディー・ジョーンズ体制になって2シーズン目、日本は昨シーズン4勝7敗と負け越し苦しんだ。

一方のウェールズも直近のテストマッチで17連敗中と絶不調のまま来日。ともに背水の陣で臨んだ一戦は死闘に…日本が後半逆転し、24-19で勝利を収めた。

前半は日本にとって嫌な流れだった。

チーム初トライをあげた、先発FBの松永拓朗が足のトラブルで20分までに交代。入れ替わりで本職は10番の中楠一期が最後尾に入った。しかし中楠は直後のプレーでインゴールに蹴り込まれたボール処理をめぐり、故意の反則を犯し10分間の一時退場&ペナルティートライを献上。

数的不利な状態の中で、ウェールズにさらに1本FWでとられ、前半は7-19とリードを許す。

日本は相手のフィジカルに押され、なかなかボールを持つ時間がつくれなかったが、後半一気にテンポアップ。「宮崎合宿では暑さ対策をしてきた。後半、絶対に走れる自信があった」(リーチ)と、狙い通りだったか。

長いウォーターブレイクを挟んでからは完全に日本ペースになる。

59分、ラインアウトから10次以上の連続攻撃を展開、最後は中楠が前半のミスを帳消しにするトライ!キッカー李承信も難しい角度のゴールを決め、14-19と差を縮める。

李は直後にも1本ペナルティーゴールを追加し、17-19とウェールズを射程圏内にとらえる。

そして70分の勝ち越しトライはリーグワン・スピアーズのコンビが呼び込んだ。ともにこの日が代表初キャップ、スクラム強者として知られるPR紙森陽太、圧倒的な推進力を持つWTBハラトア・バイレアだ。センター付近のスクラムで紙森が頑強なウェールズFWを猛プッシュ。そこから得たペナルティで敵陣に入り日本はモールを形成。最後はバイレアが強引にねじ込み、24-19。この試合初めて勝ち越しに成功した。

残りの時間帯、ウェールズは炎天下で完全にバテており、形勢逆転。結局後半は日本が相手を無得点に抑え、スコア変わらず試合終了となった。

日本は対ウェールズ、記念すべき2勝目を刻んだ。ウェールズはこれでテストマッチ連敗記録を更新し、18連敗に。

日本対ウェールズのテストマッチ2戦目は1週間後の7月12日(土)、神戸ノエビアスタジアムで行われる。

文:リードラグビー編集部

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