欧州に乗り込みテストマッチに臨んでいるラグビー日本代表。11月8日に行われたアイルランド戦で、10-41で敗れた。1週間も南アフリカに7-61で敗れており欧州遠征で2連敗となった。
アタックの形がいまだ見えない。2試合であげたトライはわずかに2つ。南ア戦での1本は現役大学生FB矢崎由高がリスタートから相手の虚をつき奪ったもの。今日はモールに強引に人数をかけてなんとか押し込んだもので、相手ディフェンスを設計したアタックで崩したトライではない。
一方、今夏にエディーHCが「容赦ない、徹底的なスタイルを確立したい」と語っていたディフェンス」は鋭く前に詰めるタックルで、世界の強豪が慌てる場面も見られた。また相手ラインアウトにもプレッシャーをかけられていた。喫緊の課題はアタック面だろう。
欧州遠征はあと2試合。11月15日にウェールズと、22日にジョージアと戦う。2027年ワールドカップのプール分けが11月までのテストマッチの結果で決まり、絶対に負けられない2試合となる。
文:リードラグビー
