3月22日にリーグワンDIVISION1のトヨタヴェルブリッツは、ワールドカップ終了後の来季チームに加入するアーロン・スミスとボーデン・バレットの入団会見を開き、両選手が意気込みを述べた。
スミス「ゲーム展開はスーパーラグビーより速い」
ともにニュージーランド代表"オールブラックス"100キャップ以上を誇る世界的スター。スミスはSHとして円熟のゲームコントロールを見せるベテラン。バレットはSO/FBとしてパス、そして長いストライドのランが武器。
彼らがなぜヴェルブリッツを選んだのか?契約の詳細は明かされなかったが、大資本のトヨタとあって好条件が示されたのではないだろうか。そして会見で二人が口を揃えたのは、チームのDOR(ディレクターオブラグビー)スティーブ・ハンセン氏の存在。長くオールブラックスHCを務めたボスから直接のラブコールがあったようだ。
バレットはトップリーグ最終年にサントリーサンゴリアスに所属。対するスミスは今回が日本ラグビー初参戦。その対応を問われて「非常にゲームの展開が速い。スーパーラグビー・代表レベルの試合よりも。でもそれがまた自分のスタイルに合っている。しっかりと準備していきたい」と、そのテンポの速さを警戒しつつも楽しみにしているようだった。
また、グラウンドの外での楽しみは…みんな大好きラーメン。顔をほころばせ、"Tonkotsu"への想いも語ってた。
ファン目線では姫野和樹らチームの強力FWをスミスがどう操り、攻撃のリズムをつくるのか。バレットはまた華麗なランでトライを量産してくれるのか(前回トップリーグ在籍時は得手王に輝く)。来季のリーグワン、また一つ見どころが増える。