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ラグビー「新ルール」解説。“50:22”を制するチームがゲームを制す?

ラグビー「新ルール」解説。“50:22”を制するチームがゲームを制す?

▲ラグビーは頻繁にルールがアップデートされる競技

ラグビーは頻繁にルールがアップデートされる競技です。今年8月1日以降に行われる試合から世界的試験実施ルールが導入。

今回はその中でも目玉となる「50:22」ルールについて解説します。一体どういうルールで、どういったチームが有利になるのでしょうか?

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2021年8月1日から新ルール適応

ワールドラグビーが、2021年8月1日から行われる大会や試合について、世界的試験実施ルールを適応することをアナウンスしました。

▲ラグビーは頻繁にルールがアップデートされる競技

具体的には、

  • 50:22
  • ゴールラインドロップアウト
  • フライングウェッジ
  • 単独のプレーヤーによるラッチング
  • クリーンアウト/ジャッカラーの安全

上記の項目が新しく追加されるルールや改正ポイントになります。

注目の新ルール「50:22」とは

今回はその中でも目玉となる「50:22」について解説します。

「50:22」ルールとは…

ボールを保持しているチームが自陣の内側からボールを蹴って相手陣の22メートルラインより内側で間接的にタッチになった場合、その後のラインアウトではそのチームがボールを投入する。50:22を行うために、ボールを防御側の陣内にパスバック、または、キャリーバックすることはできず、防御側の陣内からフェーズが始まらなければならない。

いままでペナルティキック以外で、自チームが蹴ったキックがタッチを割った場合、例外なく相手ボールになっていました。

それがこのルールでは、自陣から蹴ったキックがワンバウント、ツーバウンド、あるいはスリーバウンド…と「間接的に」相手陣22メートルタッチを割れば、マイボールでのラインアウトになります。

ワールドラグビー公開の試合における「50:22」シーン

「50:22」ルール導入の意図は?

このルールはどのような意図で導入されたのでしょうか。ワールドラグビーによると、

防御側のチームがバックフィールドにより多くのプレーヤーをあてがうようにすることで、アタッキングスペースがより生まれてディフェンスラインスピードが遅くなるようにすること。

とあります。つまりこのルールによって、ディフェンス側はキック処理をする選手を裏に置かざるを得なく、ディフェンスラインが手薄になり、攻撃側にチャンスが生まれるだろうということ。

ラグビーをもっと攻撃側有利にし、得点を促すルール改正ということです。

「50:22」ルールで有利になるチーム

この「50:22」ルールで有利になるチームはどんなチームでしょうか。

  1. 優秀なキッカーがいて
  2. フォワードが強力なチーム

が有利になっていくでしょう。相手陣22メートル以内への間接タッチキック→マイボールラインアウトからFWがモールというパターンで得点が狙えるからです。

▲ラインアウトからモールの得点パターンが増えそう

現に、東京の国学院久我山高校は、夏合宿でこのパターンで多くの得点を奪い、連日勝利を収めたそうです。監督は「新ルールのおかげで何本もトライを取れた」と語ったそうです。

 

「50:22」ルールを上手くハックできれば、総合力で劣っていても、キックとモールに特化して勝利を収める可能性があります。各チーム、どのように「50:22」ルールにアジャストして戦術を組み立てるか。注目です。

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