ワールドカップフランス大会、舞台は決勝トーナメントへ。10月15日に行われた1回戦(準々決勝)で、世界ランキング1位のアイルランドと過去3度の優勝を誇るニュージーランド"オールブラックス"が対戦。ラストワンプレーまで勝敗のわからない死闘となった。
序盤ペースを握ったのはニュージーランド。WTBファインガアヌクのトライなどで、21分までに13点を先取。そこからアイルランドもCTBアキのトライとペナルティゴールで反撃し1点差で追いかける展開。
後半、ニュージーランドにふたたび流れを引き寄せたのは、来季日本にやってくる(リーグワン・東芝ブレイブルーパス東京に加入)SOモウンガ。53分、らラインアウトからボールを受けたモウンガが自陣から相手ディフェンスを切り裂きブレイクすると、最後はWTBジョーダンに渡してインゴールへ。ゴールキックも決まって8点差にリードを広げた。
アイルランドも64分、モールから認定トライを奪って一時1点差まで詰め寄る。しかし、ニュージーランドもすぐさまペナルティーゴールを返し4点差に。そこからアイルランドはトライを決めれば逆転という状況で攻め続けるが、この日のニュージーランドはシンビンで14人になる場面も含めて最後まで穴が開かなかった。アイルランドはラストプレーで怒涛の連続攻撃をしかけるも、最後はボールに手をかけられ万事休す。24-28のスコアで試合終了。
アイルランドはテストマッチ17連勝がここでストップ。ワールドカップでは過去最高成績はベスト8進出。世界ランキング1位、過去最強の戦力で初の4強進出を狙ったがまたしてもはね返された。