リーグワン

トップ選手から中学生へ優しさのパス。ブランビーズ、ブラックラムズ選手参加のラグビー体験会

トップ選手から中学生へ優しさのパス。ブランビーズ、ブラックラムズ選手参加のラグビー体験会

写真:編集部

10月13日、世田谷区弦巻中学校で特別なラグビー体験会が実施された。参加したのは同校1年の生徒たちと、世田谷区をホストタウンとするリーグワンのリコーブラックラムズ東京、そしてブラックラムズとのスペシャルマッチのため来日していたオーストラリアのACTブランビーズの選手たちだ。

ブラックラムズにとってはリーグワンになってより求められる地域貢献の一貫であり、協定を結ぶ区のバックアップも受けて実施の運びとなった。

体験会では、まず選手たちがパス・キック・ラインアウトといったラグビーの基本プレーを実演。この日参加した生徒のほとんどがラグビーを見るのもやるのも初めて。スクリューパスに目を丸くし、空に吸い込まれるハイパントに歓声があがった。手を上げた生徒は実際にキックのキャッチやラインアウトのジャンパーにチャレンジ。野球部の生徒はフライキャッチと似ているのか、キック処理をほぼ完璧にこなしていた。

▲背筋も伸びて良いフォーム
写真:編集部

続いてのセッションでは、4人一組になってボールを落とさずに回していく練習を行った。選手たちも間に入って「ハンズアップアーリー。手を前もって構えておくんだ」とアドバイス。

締めは、スペースを広く使ってタッチフットのようなミニゲーム。生徒チームと選手チームの対戦も行われたが、恐れを知らぬ出足にブランビーズ軍団もタジタジに?女子チームも持ち前のチームワークで奮闘した。

▲女子チームも臆することなくチャレンジ
写真:編集部

体験会終了後には、チームから生徒たちにプレゼントも。トップ選手から日本の中学生へ優しさのパスがつながった。

▲最後には嬉しいプレンゼントも
写真:編集部

「パスをつなぐために重要なことは何?」ブラックラムズスタッフからの投げかけに「…優しい気持ち」という答えが返ってきたのが印象的だった。これからの学校生活・社会生活も他者とパスをつなぐことの連続だ。テクノロジーが発達し変化の速い難しい時代を生きる。だからこそ小手先の技術や知識よりも、変わらぬ人間の思いやりがいきてくる。この日生徒たちがラグビーから学んだのは、この"優しさ"の価値かもしれない。

オススメ記事

1

冬の花園、過去5大会で3度の全国優勝。高校ラグビー界で"東のヨコヅナ"という異名を持つ東日本屈指の強豪校、桐蔭学園の勢いが止まらない。「名将論。」第2回のゲストは、コーチ時代も含め約30年に渡って同校 ...

2

リーグワンDIVISION1~3全チームの新加入・退団選手をまとめている。 新加入選手、退団選手ともに2024年中にリリースがあった選手名を記載している。2024-25シーズンからの新規参入チーム、ル ...

3

オリンピックラグビーにまつわる小ネタです。永くオリンピックではラグビーという競技が除外されていた歴史がある。ようやく2016年のリオ五輪から「7人制ラグビー」が採用、今年(2024年)のパリ五輪はまだ ...

-リーグワン
-, ,

リードラグビー