6月1日、国立競技場で行われたNTTジャパンラグビー リーグワン2024-25プレーオフファイナルで、東芝ブレイブルーパス東京(レギュラーシーズン1位)がクボタスピアーズ船橋・東京ベイ(同3位)を18-13で破り、2年連続の優勝を果たした。
ニュージーランド代表“オールブラックス”で司令塔経験があるブレイブルーパスのSO、リッチー・モウンガがスピアーズの固いディフェンスに穴を空けた。前半8分に先制トライ。後半7分にもスクラムからボールを受け、一気にブレイク。WTB森勇登につなぎ、チーム2本めのトライをアシスト。ペナルティーゴールも決め全得点に絡む活躍を見せた。なんと骨折しながらのプレーだったという。
スピアーズは後半32分にSO立川理道が1本返すまで、トライを奪えず。激闘だった準決勝のワイルドナイツ戦、準々決勝も戦っており、疲労も蓄積していたか。
連覇を達成したブレイブルーパスのトッド・ブラックアダーHCは「決勝らしい引き締まった試合。昨年はマークされていなかったが、今年はマークされている中で勝てた。チームとして層が厚くなった」と2連覇の喜び、手応えを語った。
なお、前日に行われた3位決定戦では、コベルコ神戸スティーラーズ(同5位)が、埼玉パナソニックワイルドナイツ(同2位)を22-17で下し、3位でシーズンを終えた。同カード、スティーラーズは22年ぶりの勝利。
これでリーグワン2024-25シーズンが幕を閉じた。来季に向けて各チームの補強と戦力整備が注目される。
取材・文:竹林徹(リードラグビー)