1月7日に行われた、「花園」こと第105回全国高等学校ラグビーフットボール大会の決勝戦。神奈川代表の桐蔭学園が36-15で京都代表の京都成章を圧倒し、史上6校目となる大会3連覇を飾った。
かつてチームを率いる藤原秀之監督は、リードラグビーのインタビューに応え、「近畿のチームを相手にする決勝は99.9%アウェーだ」と大阪の花園ラグビー場で行われるこの大会の難しさを語っていたが、今大会は“地の不利”にもかかわらず近畿勢を次々になぎ倒した。
史上初!大阪3代表を撃破
桐蔭学園の今大会の軌跡を振り返ろう。
- 2回戦:vs 常翔学園(大阪第2)37-5
- 3回戦:vs 尾道(広島)44-0
- 準々決勝:vs 東海大大阪仰星(大阪第1)32-22
- 準決勝:vs 大阪桐蔭(大阪第3)24-21
- 決勝:vs 京都成章(京都)36-15
注目すべきは、大阪3代表(常翔学園、東海大大阪仰星、大阪桐蔭)をすべて撃破したこと。これは大会史上初の快挙だ。5試合中4試合が近畿勢との対戦という"完全アウェー"の中、王者の貫禄を見せつけた。
FWのパワーが際立った準決勝
例年通り、フォワードの力強さが目立った。準決勝の大阪桐蔭戦ではPR喜瑛人(3年)が3トライを記録。前半28分にトライを奪うと、後半22分にはゴール前ラインアウトからFWがパワー勝負を挑み、喜が力でねじ伏せてトライ。
そして劇的だったのがロスタイム。17-21と逆転を許した桐蔭学園は、21フェーズもの連続攻撃でゴール前に迫り、最後はモールから喜が押し込んで24-21と再逆転。大阪出身の喜が、故郷の強豪を相手に意地を見せた。
決勝でも落ち着いた試合運び
決勝の京都成章戦では、前半15分に先制トライを許す展開。しかし4分後にFB曽我大和(2年)が同点トライを返すと、後半はNO8足立佳樹(3年)、FL長尾峻(3年)とFW陣が続けてインゴールに飛び込んだ。また曽我は試合終了間際ドロップゴールも決め、淡々とリードを保った。最終スコアは36-15。
春の選抜大会決勝では同じ京都成章を36-0で完封していた桐蔭学園。今大会もその強さを証明し、通算6度目の花園制覇を成し遂げた。
文:リードラグビー編集部

