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【リーグワン】昨季王者が開幕節まさかの大敗…「レッドゾーンから脱出できなかった」サンゴリアスは南ア代表コルビが躍動

【リーグワン】昨季王者が開幕節まさかの大敗…「レッドゾーンから脱出できなかった」サンゴリアスは南ア代表コルビが躍動

写真:©JRLO

リーグワン昨季王者のクボタスピアーズ船橋・東京ベイが開幕節でまさかの大敗となった。

12月10日秩父宮ラグビー場で行われたDIVISION1開幕節で、東京サントリーサンゴリアスと激突。昨季3連勝している相手だったが、序盤から相手のバックス展開を止められず前半だけで5トライを奪われた。後半スピアーズも、怪物PRオペティ・ヘルが強烈なぶちかましトライで反撃ののろしを上げたが、前半のビハインドを覆すには至らず。26-52とダブルスコアで試合終了となった。

「レッドゾーンを脱出できなかった」と振り返ったのは、スピアーズのルディケHC。キッキングゲームで後手にまわり、自慢の強力フォワードが背走させられ、敵陣に有効な形で入ることができなかった。トライチャンスでの惜しいエラーも目立った。

サンゴリアスは注目の南アフリカ代表チェスリン・コルビが躍動。この日は本職のWTBではなくFBでプレーした。身長172cmというサイズで、高いキックを狙われたが臆することなくキャッチし最後尾を守りきった。攻撃でもパスダミーで相手を翻弄しトライをアシストする場面も。プレシーズンマッチから出場しており、体力的にも戦術的にもかなりチームにフィットしていることが伺えた。「チームの雰囲気が温かくすぐに馴染むことができた。ラグビースタイルも自分に合っていると思う」とコルビ自身も話す。

このコルビと日本代表の松島幸太朗、この日ハットトリックを決めた尾崎晟也で形成するサンゴリアスのバックスリーはリーグワン随一の破壊力。王者を切り裂いた今日の戦いを見て他チームも戦々恐々としているはずだ。

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