今シーズン好調の静岡ブルーレヴズの勢いが止まらない。12日に秩父宮ラグビー場で行われた15節で東芝ブレイブルーパス東京と対戦。昨シーズンチャンピオンの相手から8トライを奪って、56-26で勝利した。この結果、レギュラーシーズン6位以上が確定し、リーグワンになってから初のプレーオフ進出を決めた。
ブルーレヴズは藤井雄一郎監督が「どこからでもアタックできる」と自認するように、多彩な攻撃を見せた。前半9分、大外への華麗なキックパスから日本代表WTBマロ・ツイタマが先制トライ。その後もNO.8マルジーン・イラウアが個人技で、FB奥村翔は見事なタップパスから、LOジャスティン・サングスターはFWの連続攻撃から…次々とトライラインを越える。
ブレイブルーパスも攻め込むが、粘り強いタックルにボールが何度もこぼれ、接点では押し返される。前半はまさかの0得点となった。
後半に入ると、ブレイブルーパスはLOワーナー・ディアンズがモールから抑え1本返す。しかしブルーレヴズもすかさず、ペナルティゴールで点差を引き離す。16分には、2試合連続のプレイヤー・オブ・ザマッチに輝いたWTBヴァレンス・テファレが自陣から一気に切り返し爆走、オフロードパスでSH北村駿太郎につないで、リードを30点差以上に広げ勝負あり。ブレイブルーパスも試合終盤に2連続トライしたものの、大量失点が痛くダブルスコアで試合終了となった。
これでブルーレヴズはリーグワン初のプレーオフ進出となったが、藤井監督は「まあ自分の中では前の試合で決まっていたので」とこともなげだった。この試合はクワッガ・スミスを"温存"、代わりにキャプテンを務めたCTBチャールズ・ピウタウのリーダーシップを称賛していた。
ブレイブルーパスは衝撃的な大敗。この試合がチーム150試合出場となった、リーチ マイケルは記念すべき一戦を勝利で飾れず。「すべての局面で相手に上回られてしまった」と肩を落としていた。

取材・文:竹林徹(リードラグビー)