7月12日、ラグビー日本代表ウェールズとのテストマッチ2連戦の第2戦が神戸のノエビアスタジアムで行われた。
前半は、ウェールズの世界的WTBジョシュ・アダムズがDFラインを切り裂き先制トライ。3つのトライを重ねられる。
日本代表は終盤、LOワーナー・ディアンズ、CTBディラン・ライリーの連続トライで2点差にまで迫ったが、最後はウェールズが「ティア1」伝統国の意地を見せ、75分に連続攻撃から相手SOダン・エドワーズがインゴールに飛び込んで、ダメ押しのトライ。22-31で敗戦となった。
試合後、日本の司令塔・李承信は「アタックでボールを落としてしまった。自分たちのラグビーができなかった」と唇を噛んだ。湿度の高いスタジアムでボールが滑り、なかなか攻撃を継続できなかった。またスクラムなどのセットプレーも前半プレッシャーを浴びた。
ウェールズはついに、テストマッチ連敗記録を18でストップ、2023年ワールドカップ以来の勝利となった。前戦で日本に抜かれた世界ランキングも、再び12位となる見込み。
対する日本は世界ランキングが再び14位に転落。この日勝利していれば、対ティア1史上初の連勝。そして2027年ワールドカップの組み合わせで恩恵を得られるとされる世界ランキング12位のキープできていただけに、悔しい敗戦となった。
日本のテストマッチ、次戦は8月30日(土)。仙台のユアテックスタジアムにカナダ代表を迎え撃つ。
文:リードラグビー編集部