約2ヶ月に渡って行われた、フランスワールドカップもついに29日ファイナルを迎えた。ともに優勝回数3回で並ぶ、南半球の強豪ニュージーランドと南アフリカがスタッド・ド・フランスで激突した。
12-11というロースコアの接戦を制したのは南アフリカ。SOポラードが4つのペナルティゴールで全得点をあげ、ノートライで逃げ切った。
ニュージーランドにとって誤算だったのが、キャプテンのFLケインのレッドカードだ。27分に頭部への危険なタックルにより退場、試合の残り半分以上の時間を14人で戦うことを強いられた。後半にはFBバレットが1トライをあげたものの、グリーン&ゴールドジャージーの分厚いディフェンスにアタックを封じられた。
南アフリカはW杯4度目の制覇という金字塔を打ち立てた。
なお前日の3位決定戦では、ともに予選プールで日本とも戦ったイングランドがアルゼンチンを下し、"ラグビーの母国"が意地を見せた。