リーグワン立ち上げの際に構想としてあった、上位チームと海外強豪チームとの「クロスボーダーマッチ」が3シーズン目にしてついに実現する。
来年2月スーパーラグビーの強豪ギャラガー・チーフス、ブルーズが来日し、昨季リーグワンの4強であるクボタスピアーズ船橋・東京ベイ、埼玉パナソニックワイルドナイツ、横浜キヤノンイーグルス、東京サントリーサンゴリアスと計4試合を戦う「THE CROSS-BORDER RUGBY 2024」が開催される。
将来的には「より多くのリーグ・チームに参加してもらいチャンピオンシップのような形をつくりたい」(リーグワン専務理事東海林氏)とのことだが、まず初開催ではニュージーランドの2チームが来日。ニュージーランド協会と日本協会は今年パートナーシップを結んで両国チームの対戦機会を増やすMOUを交わしており、今回のマッチメイクもこのMOUに基づくもの。
あらためてこのクロスボーダーマッチの狙いは。
「異なる国のラグビーカルチャーが交わり、新たなラグビーカルチャーとラグビーの歓びを世界に誕生させるため、世界トップレベルのクラブチームとリーグワン参加クラブチームの競技機会を実現し、世界中のファンの皆さまへ魅力ある試合観戦機会を創出するものであり、合わせて、リーグワンチームと選手の競技力向上をはかることを目的に開催いたします」
そして海外チーム目線では、伸びシロのある日本・アジア市場に露出を増やすチャンスになる。
「従来のオーストラリア、ニュージーランド、南太平洋のマーケット外に進出する素晴らしい機会を生み出しました」(チーフス サイモン・グラフィスCEO)
クロスボーダーマッチは、2月上旬。DIVISION1第6節と第7節の間のバイウィークに行われる。