ワールドカップフランス大会プールCでフィジーがオーストラリア"ワラビーズ"に22-15で勝利した。フィジーは8月のイングランド撃破に続き、またも伝統国から勝利を奪った。
奔放なフィジーが渋い試合展開を見せた。華麗なトライも多いチームだが、この試合ではキックからのこぼれ球を拾ったCTBトゥイソバの1トライのみ。
代わりに5本のペナルティーゴールを積み重ねて、試合残り10分余りの時点で22-8とする。
終盤オーストラリアも猛攻を見せ、68分、途中出場のヴニバルが1トライ返す。1トライ1ゴール差の7点差でフィジーを追ったが、粘り強いディフェンスの前にボールを継続できなかった。最後はマイボールスクラムでペナルティーをとられ万事休す。オーストラリアのペナルティーはこの試合18、レフリーとの相性が良くないところもあったか。
名将エディーHCが指揮をとっているオーストラリアだが、この敗戦で予選プール突破に暗雲が立ち込めた。フィジーのオーストラリアからの勝利は1954年以来、歴史的1勝となった。