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【フランスW杯】いざイングランド戦。日本は昨年の対戦からスクラム強化、具智元も今度は"強気"で

【フランスW杯】いざイングランド戦。日本は昨年の対戦からスクラム強化、具智元も今度は"強気"で

写真:アフロ

2日後に迫ったワールドカップ第2戦。日本対イングランド戦はスクラムも注目ポイントだ。昨年の対戦ではPR具智元が押し込まれペナルティーが失点につながってしまった。歴史的勝利の大前提となるスクラムの安定だが、日本は浦安合宿で新スクラムマシンを導入するなど対策、キーマンのマインドも変わってきた。

新スクラムマシンで足腰強化

今年6月の浦安合宿では、ニュージーランド製という新しいスクラムマシンがお目見えした。

これは、エアーコンプレッサーで負荷を自由に変えられるというスグレモノ。実践に近い形でスクラムが組めるように、手元に相手フロントローのジャージーを模した布がかぶられているという工夫も凝らされていた。

このスクラムマシンの狙いについて、HO坂手淳史は「フロントロー(PR・HO)に負荷をかけるのはもちろん、バックファイブ(LO・FL・No.8)の"足をつくる(強化する)"こと」だと語っていた。

日本代表のスクラムは後ろからの押しを重視している。バックローがジリジリと足をかき、力を前に伝えていくのだ。その基礎体力と形を新スクラムマシンを使ってつくりあげていた。

お互いのコミュニケーションも綿密にとっているようだった。足の運び方、お尻の位置といった細部にこだわり「フロントローの感覚と、バックファイブの感覚をすり合わせている」(坂手)。


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キーマン具智元 今度は"強気"で

8人でのまとまりを意識する日本スクラムだが、最終的にはこの人がカギになるだろう。3番PR具智元。

▲浦安合宿で取材に応じた具。3番はスクラムの重力がもっともかかるポジションと言われている
写真:編集部

4年前のW杯日本大会では勝負どころでアイルランドをめくりあげ、雄叫びを上げた光景が今も記憶に焼き付く。1本のスクラムでピンチをチャンスに変え、歴史的勝利に貢献した。一方、昨年11月のイングランド戦(13-52で敗戦)は苦しんでいた。対面の相手PRエリス・ゲンジに攻略され再三ペナルティーをとられ、そこから大量失点につながってしまった。

本人もその試合は苦い記憶になっているようで、試合映像を何回も見返しているとのこと。

反省点は技術面ではなく、マインド面。最初のスクラムで相手との距離を図っているうちに受けに回ってしまった。そして、「弱気になって組み方を変えてしまった」と悔やむ。

ただ、実際に体を当ててみて「組み方を変えずに(自分のスクラムを)組めば、絶対に行けた(押せた)」という実感も得たそう。メンタルコーチにも相談し弱気を払拭し、「今は全然大丈夫です」と自信を見せていた。

具はワールドカップ初戦のチリ戦で危険なタックルを受け、負傷。状態が心配されていたが、イングランド戦の先発メンバーに名を連ねた。今度は"強気"で。ファーストスクラムに注目だ。

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