思わずブルブルと体が震えてしまう。冬のスポーツであるラグビー、観戦はとにかく寒さとの戦いだ。 ファンはどんな対策をして乗り切っているのだろうか。
2019年ワールドカップでラグビーにハマり、日本代表の稲垣啓太選手(埼玉パナソニックワイルドナイツ所属)を追って、リーグワンの試合もよく観るようになったという、ぷりんさんにお話を聞いた。
後半がとくに寒くなってきて…
「私は2019年から本格的にラグビー観戦をするようになりましたが、やっぱり最初はすごい寒いんじゃないの?と警戒していましたね。もともとラグビーは雪の中でやっているイメージもあったので。でもどうしてもワールドカップに出ていた選手を生で観たい!と踏み出しました。初観戦は12月の熊谷で、かなり寒い時期でしたね」
実際に試合を観てみて、後半の寒さがこたえたという。
「観ているだけだと全然体を動かさないじゃないですか。ハーフタイムを挟んで後半めちゃくちゃ体が冷えてくるんですよね。日も陰ってきますし。今はハーフタイムでなるべく体を動かすようにしたり、温かいものを飲んだり食べたりするように意識しています」
寒さは椅子から?対策アイテムとは
ぷりんさんは一人観戦がメインとのことだが、ネットで情報収集をしたり、サッカーファンの友人に聞くなどして自分なりの防寒対策を確立した。現在のフル装備はこんな感じだ。
■下半身
・ブーツ
・足用のカイロ
・ヒートテックのレギンスorタイツ
・暖かいパンツ
■上半身
・ヒートテックのインナー
・長めのセーター
・長めのダウン
・チームジャージー
・ニットの帽子
・手に持つカイロ
・手袋
■ほか
・シートクッション
・ひざかけ
この中でも特にオススメしたいのが、シートクッションとひざかけだという。
「豊田スタジアムのロイヤルシートはヒーティング機能があって暖かくなるんですが、それ以外のスタジアムだと基本的に椅子から冷たくなってきます。まず、シートクッションがあるといいです。また、冷気も下から流れてくるのでそれをさえぎるものもあれば。ひざかけは2枚持っていけば、1枚をクッション代わりに使うこともできるんですよ」
また、座席についても「試合時間に日が当たるかどうかを考えて、席をとった方がいいですね」とアドバイス。スタジアムごとに違いもあるが、ぷりんさんがよく行く熊谷ラグビー場に限定すれば、
「熊谷はメイン席がよく日が当たります。反対に、バックスタンド席は試合中ずっと当たらなくて…間近にプレーが観れるのはとてもいいんですが」
最後に雨対策についても聞いてみた。やはり雨に打たれるときが一番寒さを感じるもの。
「明らかに雨、という時はポンチョにレインパンツで行きます。曇りで降るか微妙、という時は透明なビニールシートを2枚ぐらい持っていきますね。柔らかいので肩から巻いたり、頭に乗せたり、柔軟に使えるんです。見栄えもそんなに悪くなりません。100円ショップに売っているようなもので十分ですよ」
手軽に購入できるアイテムも多く紹介してもらった。ぷりんさんの防寒対策をぜひ参考にしていただきたい。