昨季、しぶといディフェンスを武器にリーグワンの"台風の目"となった三菱重工相模原ダイナボアーズ。しかし今日はそのディフェンスが完全に崩壊してしまった。
1月13日に行われたDIVIOSION1第5節、相模原ギオンスタジアムに埼玉パナソニックワイルドナイツを迎えた。この試合、「相手より速くアクションすることをテーマに掲げた」(坂手主将)ワイルドナイツが、序盤からギア全開で攻め立てた。開始2分のPRヴァルアサエリ愛のトライを皮切りに、前半だけで7つのトライを奪われてしまう。ダイナボアーズは風上に立った後半3つトライを返したものの、ディフェンスは修正に至らず、21-81という大敗に終わった。
タックルが次々と外された。
試合後、「今日は何もさせてもらえなかった。ファーストプレーから大きいゲイン、トライをとられて自信を失ってしまった。そこからひとつになってリスタートすべきだったが…」(ディレーニーHC)と指揮官は悔しさをにじませながら語り、ショックを隠せない様子だった。
ワイルドナイツは収穫が多かった試合だ。第2節以来の出場となったFB山沢拓也はフル出場、今季初出場となったLOルード ・デヤハーもトライをあげ、久々の実戦となった選手たちが調子をあげた。ここまで1試合平均54得点。圧倒的な攻撃力を見せ、単独首位に立つ。