マッチレポート リーグワン

【リーグワン】日本代表という枷が外れた。ワイルドナイツ稲垣啓太「今シーズンはまっさらな状態になれている」

【リーグワン】日本代表という枷が外れた。ワイルドナイツ稲垣啓太「今シーズンはまっさらな状態になれている」

写真:©JRLO

プロップ・オブザ・マッチ

前半だけで大量48得点。リーグワンDIVISION1第5節で、埼玉パナソニックワイルドナイツは三菱重工相模原ダイナボアーズに大勝した。

ワイルドナイツのPR稲垣啓太は前半でお役御免となったが、40分間の出場でもさすがの存在感だった。相手の反則を誘うスクラムプッシュ、ファーストレシーバーとして確実に敵陣に食い込み、攻撃の起点となり続けた。

"ブレイブブロッサムズ"不動の1番PRとして昨年のフランスワールドカップでも全4試合に先発した。日本代表のスクラムは独特なもの。そこから自チームに戻って、感覚が合わない部分はあるか、対応が難しい部分はあるのかと問えば…「ない」と即答。

「やるべきことはわかっているので。自分が組みたいスクラムに対して、周りにどうサポートしてもらうのかというところだけですね」

「(同じ日本代表PR具はスティーラーズのスクラムにまだフィットしきれていない様子)ちゃんとやれって言っといてください(笑)」

今シーズン成長を感じるところはあるのか。「成長ではないんですけど」としつつ、ジェイミージャパンの旅が終わり"まっさらな状態"になれているという。

「昨シーズンまではジェイミージャパンが求めるスキルセット、プレースタイルにリーグワンでもフォーカスしていました。フィールドプレーのエリアも限定されていました。それ以上のことは僕はあえてやらないようにしていたんです」

「今は、まっさらな状態でもう一回自分の長所、チームに貢献できるところとは?ということを考えています」

エディージャパン入りについては「まだ何も考えていない」。日本代表という枷が一端外れ、今シーズンは伸び伸びとしたプレーが見られそうだ。アタックでの位置取りなどにも注目したい。

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