4月19日、秩父宮ラグビー場で行われたリーグワンDIVSION1第14節。過去4戦負けなしと調子をあげる静岡ブルーレヴズが、リーグ3位の東京サントリーサンゴリアスに敵地でチャレンジ。
ブルーレヴズは前半、自陣22m内に攻め込まれる時間帯も長かったが、「アタックで我慢できなかった」(サンゴリアス堀越主将)、粘り強いディフェンスが攻め急ぐ相手のミスを誘った。
2つの被トライでしのいで7-14のスコアで折り返す。
後半に入るとブルーレヴズは、若手選手を次々に投入。「インパクトを与えたかった」(レヴズ藤井監督)という指揮官の狙い通り、ここからチームに勢いが生まれた。
FW陣が連続トライをあげ、後半33分には途中出場のPRショーン・ヴェーテーが勝ち越しトライ。ゴールも決まって31-28とする。しかしサンゴリアスも直後SO高本幹也がペナルティゴールを冷静に沈め同点とした。
31-31。スコアはそのまま動かず引き分けで試合終了。この時点で今シーズンのブルーレヴズの4位以上の可能性が消えた。サンゴリアスにとっては、「今日は負けなかったというよりも勝ち切れなかった」(田中監督)と課題が残る試合だったが、プレーオフ進出を大きく近づけた引き分けになった。