9月21日に行われた、パシフィック・ネーションズカップの決勝戦。カナダ、アメリカ、サモアを下し決勝に進出した日本代表はフィジー代表と激突。前半は10-10と互角、しかし後半になると7人制フィジー代表でもあるポニパテ・ロンガニマシらのダイナミックな走りを止められず4トライを奪われた。日本は試合終了間際にWTBマロ・ツイタマが一糸報いるも、17-41という大敗となった。
エディー・ジョーンズ新体制になって日本代表はテストマッチを7試合行い、3勝4敗と負け越している。
“超速ラグビー”を掲げテンポの早い攻撃スタイルを目指しており、その“超速”を体現するプレーを見せているSH藤原忍やBKディラン・ライリーら若手の活躍は、新体制での収穫と言えるだろう。しかし、チームとしては後半の息切れ、ディフェンスの甘さが目立っている(1試合平均34失点、平均4.3失トライ)。リーチ・マイケル、姫野和樹らがいないFW陣もパワー不足だ。
日本代表は年内テストマッチをあと4試合予定している。次の試合は、10月26日に国立競技場でニュージーランド代表“オールブラックス”を迎え撃つ。
世界の強豪国とのギャップを戦術の変更によって埋めてくるのか、あるいはメンバーを入れ替えるのか。エディーHCの一手が注目される。